歌っているときに、つい体が前に動いてしまう・・・
高音になると顎が上がって喉が苦しくなる・・・
無意識に、体が左右に揺れながら歌っている・・・
頭を振ってテンポをとる癖が取れない・・・
どれも自分の意志とは裏腹に、体が勝手に動いてしまうと感じていませんか。
その動きを止めようとする程に、余計な力が入って堂々巡り。
そのような経験がある人に、ぜひ試して頂きたい方法があります。
目次
自宅で用意するもの
この練習をするのに必要なものは、
①ミニタオル
②円柱形の容器
たったの2つです。
ミニタオルは小さめなら何でもOKです。
円柱形の容器は、ウェットティッシュの容器が幅も高さも最適です。
同じような形状で、落ちても壊れない素材なら他のモニでも代用できます。
もしお手元にない場合は、箱のティッシュをお使いください。
自宅での練習方法
ミニタオルと円柱形の容器を準備したら、いざ実践に入りましょう。
真っ直ぐ立ち、頭にミニタオルを平らに敷きます(乗せます)。
そのミニタオルの上に、円柱形の容器を乗せてください。
その後は、頭に乗せたまま歌の練習をします。
容器が多少揺れても良いので、落ちないようにして歌い続けてください。
さあ、どうぞ!
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どうでしょうか?
一見すると、動きを固定するような印象があるかもしれません。
でも実際に歌ってみると、安定感が増えたり、声がしっかり出たりといった体感がくるはずです。
それはなぜだと思いますか?
実は、今までは頭や体の勝手な動きが出てしまうことで、重心のバランスが取れなくなっていたのです。
頭に物を乗せて、意図的に余計な動きができない状態にすることで、全体のバランスを取れるようにしたわけです。
その感覚をしっかりと体に覚え込ませましょう。
そしてしばらく歌った後で、いざ、何も乗せない普通の状態に戻って歌ってみてください。
良い感覚が持続できていると思います。
「物を乗せて歌う→普通の状態で歌う」
これを繰り返すことで余計な動きの出ない、ブレない体の感覚をぜひ定着させていってください。
まとめ
この練習のポイントをまとめておきます。
・用意するのは、ミニタオルとウェットティッシュの円柱形の容器。
・「真っ直ぐに」立って、頭に乗せる。
・頭に乗せたまま、揺れても良いので落とさずに歌う。
・頭に乗せて歌ったら、普通の状態に戻って、良い体感を味わう。
ウェットティッシュの容器ではなく、他の物を代用するときは、落ちても壊れない安全な物を選んでくださいね。
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